Friday, November 29, 2013

昨年のリベンジを果たしたI・J・ジャンの野望




2012年04月29日17時33分




リーダーズボード
順位 選手名 スコア優勝 I・J・ジャン -8
2 S・コンラン -6
白 佳和 -6
4 谷原 秀人 -4
P・マークセン -4
6 イ・キョンフン -3
S・K・ホ -3
久保谷 健一 -3
野仲 茂 -3
J・B・パク -3


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7年ぶり優勝を飾ったI・J・ジャン(撮影:米山聡明)








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中日クラウンズ 最終日◇29日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(6,545ヤード・パー70)>

 国内男子ツアー「中日クラウンズ」の最終日。トータル4アンダーからスタートしたI・J・ジャン(韓国)が4つスコアを伸ばしトータル8アンダーで逆転優勝。ジャンは昨年の今大会でブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)にプレーオフの末敗戦。今大会で見事にリベンジを果たして見せた。

国内男子ツアー次戦は日本プロゴルフ選手権

 ジャンは前半から安定したゴルフでスコアを伸ばし、前半を終えたところで首位タイに浮上。「プレッシャーはなかったです」と最終組の1つ前の組で淡々とプレーを続け、首位をキープしたまま終盤へ突入する。後続を突き放すバーディを奪った16番で初めて自分が首位に立っていることを自覚し上がり2ホールは緊張に襲われたものの無難にパーで切り抜け、単独首位でホールアウトした。この時点で2位とは2打差。最終組でイーグルがでなかった瞬間ジャンの優勝が決まった。

 ツアー通算2勝目。前回の優勝は05年の「三菱ダイヤモンドカップ」までさかのぼる。この2勝目までの約7年間、スイング改造から調子を崩し08年にはシードを失った。04年の韓国ツアー賞金王も、金庚泰(キム・キョンテ)ベ・サンムンらの登場で影も薄くなっていた。それでも、アメリカに居を構え米ツアー参戦という大志を抱き戦い続け久々の勝利。「何も考えられないけど、本当に嬉しい」と柔和な表情をさらに崩した。

 「名古屋が大好き。和合も大好き」という39歳は、昨年毎日食べていたというほどひつまぶしも大好き。去年はプレーオフで敗れたことから今年はひつまぶしを1度にセーブしたが、そのかわりに土曜の夜は韓国料理でパワーを充填した。

 ここ2年はキム・キョンテ、ベ・サンムンと韓国人が連続で賞金王に輝くなど、韓国旋風が吹き荒れている男子ツアー。「彼らは若いからね。SK(ホ)とオレが一番オジサン」と謙遜したものの先輩として負けていられない気持ちもある。「年をとっているけど、賞金王を考えて頑張りたい」。復活の狼煙を挙げた韓流アラフォーファイターが伝統のクラウンズで大きな野望をぶち上げた。

【最終結果】
優勝:I・J・ジャン(-8)
2位T:スティーブン・コンラン(-6)
2位T:白佳和(-6)
4位T:谷原秀人(-4)
4位T:プラヤド・マークセン(-4)
6位T:イ・キャンフン(-3)
6位T:S・K・ホ(-3)
6位T:久保谷健一(-3)
6位T:野仲茂(-3)
6位T:J・B・パク(-3)
11位T:石川遼(-2)他7名

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